科学と仏教の会 オンリーライフ

科学が近づく仏教の世界を伝えています。 https://onlylife.jp/

科学と仏教の会 オンリーライフとは

オンリーライフは、「科学が近づく仏教の世界」を伝える会です。

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科学と仏教には多くの共通点があり、それは多くの人が認めるところです。

「仏教は近代科学と両立可能な唯一の宗教であり、現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる宗教があるとすれば、それは仏教である」

「科学を何に使うか、その目的を教えてくれるのが仏教である」(アインシュタイン

「仏教は宗教というよりも、むしろ精神哲学であり、近代科学のように冷静で、かつ客観的である」(C・ハンフレーズ/思想家)

「仏教と物理学の類似点、特に素粒子物理学との類似点は、驚くほどたくさんある。それゆえどちらを学ぼうとする者も他方に価値を見出すに違いない」(ゲーリー・ズーカフ/「踊る物理学者たち」著者)

「科学と宗教の対立の歴史は長い。だが、宗教が仏教なら、対立という言葉は当てはまらない。科学と仏教の間には対立はない。それどころか、同じ真理を探すものとして目標を分け合い、協力し合うことができる。この『真理』は、もちろん、普遍的な意味の『真理』だ」(シャロン・ベグリー/サイエンスライター

量子論は、東洋の古の智恵の正しさを例証し、強調し、純化する」(ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー/物理学者)

ブッダは優れた神経科学者であり、物理学者でもあった」

「ウィリアム・ジェームズの心理学と仏教哲学、そして量子論は一致する」(ジェフリー・M・シュウォーツ/カリフォルニア大学精神医学研究教授)

「私は、こうした量子力学の発展による東洋神秘思想への接近に恐怖を抱いている」(ジョン・テイラー/物理学者)

「私は東洋の神秘主義は西洋の科学を超えていると思う。東洋の神秘主義は、西洋の科学がまだ発見していないような自然の奥深いところを理解していると思う。これに対し科学は、まだ自然の中の心らしきところのほんの表面をひっかいただけである」(ブライアン・ジョセフソン)

「なぜ仏教は正しいかという問いに対する私のいちばん短い答えは、私たちが自然選択によって生み出された動物だからだ。自然選択は私たちの脳に傾向をそなえつけた。そして初期の仏教思想家は、利用できる科学的な手段がとぼしい中でその傾向を見極めるというすばらしい仕事をやってのけた。今では自然選択に対する現代の理解と自然選択が生み出した人間の脳に対する現代の理解を踏まえて、この見極めを新たな視点から弁護できる」(ロバート・ライト/科学ジャーナリスト

「現代物理学的世界(自然)観と、東洋の伝統的自然観にある共通点が存在することは、ハイゼンベルク湯川秀樹オッペンハイマーシュレーディンガーなどの錚々たる物理学者たちがそろって認めているところである」(浅野孝雄/埼玉医科大学名誉教授)

「現代の物理学は近代科学の限界に挑戦しながら、いつのまにか東洋的な世界観に接近をし始めた」(石川光男/国際基督教大学教授)

「現代は、唯識が哲学として求めたことの多くが科学的事実として知られている時代でもあります。このことは、唯識にとって、また仏教にとってまことに幸せなことで、仏教は恵まれた時代にあるといえましょう」(泉美治/大阪大学名誉教授)

「西洋では仰々しく『無意識の発見』などと言っているが、仏教ではそんなの当たり前のことだったのではないか。仏教の『唯識学』などは深層心理学そのもので、千年以上もたってから西洋で『発見』などと言い立てることもない」(河合隼雄/元文化庁長官/京都大学名誉教授)

「仏教の教義は、仏教誕生の2000年後の20世紀になってようやく登場した量子論によって、初めて科学的に立証されたということである」(岸根卓郎/京都大学名誉教授)

釈尊は、縁起の理法に基づき、世の中に自分だけというものは1つもなく、ものは皆、お互いに繋がり合っていると説いていますが、実際に宇宙の中で、ものが皆、時空を隔ててお互いに不思議な仕方で繋がり合っていることが実験的に確かめられている。この点でも釈尊の教えと現代科学は矛盾するところはないといえるでしょう」

ガリレオの逸話などから、キリスト教は自然科学とはうまくやっていけないのではないかという印象が強いのに対し、仏教関係ではそのような話は聞かない」(櫛田孝司/大阪大学名誉教授)

「近代量子力学が突きとめた『この世』の本質は、仏教と完全に波長が合っている点に今欧米の科学者たちが深い感銘を受けている」

量子力学の登場で科学と宗教は否応なく接近しつつあり、将来は必ず交わる運命にある。量子力学の行き着く先は、東洋哲学そのものの仏教思想といえるからである」(コンノケンイチ/サイエンスライター

「科学は、仏教的な世界観の方へと次第に近づいてきている。キリスト教を真っ正直に信仰しながら科学的に生きることは不可能である」

「特に最近の脳科学の発展は、物質世界と精神世界の壁を次第に破壊しつつあるから、いよいよ科学と仏教のボーダーラインはぼやけてきている。私は、将来ひょっとすると、仏教が科学と一体化するのではないかと思っている」(佐々木閑/花園大学教授)

明治維新から100年が経過し、近代科学はさらに進歩して、不思議にも東洋哲学に歩み寄ってしまいました」(天外伺朗/元ソニー上席常務/ペットロボットAIBO開発責任者)

「現代物理学はとうとう仏教と同じことを言い出しました。私は仏教は物理学の進んで行く究極のところを先取りしていたといえるように思います」

「現代科学と仏教とは相互に矛盾はなく、仏教は科学を包み込んで説くことのできる唯一の宗教です」(水原舜爾/岡山大学名誉教授)

さあ、あなたもオンリーライフで学んでみましょう。

第1章 死後の存在

 

科学が近づく仏教の世界1はじめに

「死後は必ず地獄」

これが私の結論です。1人の例外もありません。

地獄という言葉は、日本語としても通用しますが、本来は中国語です。古代インドのサンスクリット語ではナラカといい、音写(語音を他の言語の文字を用いて書き写すこと)で奈落、それを中国人が地獄と訳しました。日本語では「苦しみの世界」という意味です。

地獄というと、「悪いことをやめさせるために作られた架空の世界」とか「自殺を防止するためのたとえ話」といったように、荒唐無稽な世界だと思う人が多いですが、そうではありません。実在する世界です。この世に地獄と形容できるような苦しみが”なぜか”実在するように、死んだ後にも実在するのです。

いわゆる本流物理学と呼ばれる道を進み、オカルトや宗教が嫌いだった私が、なぜこんな結論に至ったのか、もちろんそう言えるだけの証拠をつかんだからであり、それをこれから詳しく説明していきます。

最後まで読めばきっと理解してもらえるはずです。

 

「死後は必ず地獄」といえるためには、どんなことを示せばいいでしょうか。

次の3点がすべての人で成り立つことを示すことができれば、「死後は必ず地獄」といえると考えます。

 

1.重い罪悪を造っていること

苦しみを生み出す原因となる行い、その行いのことを悪と呼んでも罪と呼んでもいいですが、本書では基本的に罪悪で統一します。罪悪といっても、軽いものから重いものまで様々ですが、地獄と形容されるほどの苦しみを生み出す「重い罪悪」を造っているということです。

 

2.罪悪が死後に相続されること

その重い罪悪が死後に相続される必要があり、簡単に言えば「死後の存在」です。たとえば、重い罪悪を造っていても、それが死後に相続されなければ、「死後は必ず地獄」とはいえません。

 

3.罪悪の重さに応じた悪い結果をもたらすこと

相続された罪悪に応じた悪い結果をもたらす必要があり、簡単に言えば「因果応報」です。たとえば、重い罪悪を造り、それが死後に相続されても、相応の悪い結果をもたらすことがなければ、「死後は必ず地獄」とはいえません。

 

以上を簡単にまとめると、

 

1.重い罪悪

2.死後の存在

3.因果応報

 

ということであり、

 

「重い罪悪」+「死後の存在」+「因果応報」

=死後は必ず地獄

 

ということです。シンプルです。

「重い罪悪」「死後の存在」「因果応報」の1つ1つについては特に珍しい話ではなく信じている人も多くいます。しかし、3つを結びつけて考える人はほとんどいません。3つが結びつくと、「死後は必ず地獄」という深刻な結論が導かれます。3つが結びつかないと、大した問題にはなりません。

 

「悪い事をしたら罰があたる」

誰もが1度は聞いたことがあるでしょう。

これから難しい話もすると思いますが、なぜ死後が必ず地獄であるかという理由をごく簡単に言えば、「悪いことをしているから」です。

たとえば、人間は「生き物の命は平等」と口では言いながら、多くの生き物を殺したりしています。

そういった悪いことをしているから、因果応報で死後が必ず地獄だということです。

本書は、昔からいわれているこの当たり前のことを、少し科学的な知見も交えて論じているだけの本ともいえます。

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科学が近づく仏教の世界1「死後は必ず地獄」
はじめに
第1章 死後の存在
第2章 因果応報
第3章 罪悪
第4章 仏教が説く地獄
第5章 様々な反論を考える
第6章 解決法

 

科学が近づく仏教の世界1「死後は必ず地獄」

目次

はじめに

第1章 死後の存在
1.1 死後存在へのアプローチ
1.2 福来友吉の生涯
1.3 超心理研究事例
1.4 なぜ発展しないのか
1.5 心と科学

第2章 因果応報

第3章 罪悪
3.1 膨大な罪悪
3.2 命の価値
3.3 仏教の罪悪観

第4章 仏教が説く地獄
4.1 仏教は「死後は必ず地獄」と説く
4.2 地獄の具体例
4.3 地獄の体験論

第5章 様々な反論を考える
5.1 「死後は良い世界」関連
5.2 証明関連
5.3 苦関連

第6章 解決法
6.1 何をするか
6.2 悟り
6.3 望月進化論
6.4 結論

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ブログ
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